皆さま
ゴールデンウィーク
いかがお過ごしでしょうか?
未だニューヨークは
暖房が入っているくらいの肌寒さなのですが、
私は2週間前にこちらでリサイタルがあり、
無事に終えることが出来ました。
その週の前半は、フランスの
バロック・オペラ・カンパニー 「レザール・フロリサン」の仕事があり、
日程は数か月前には
決まっていたのですが、
楽譜が手元に送られてきたのは
3日前!曲は40曲!
私は2日間ほぼ徹夜で
ひたすらに譜読み+練習をし、
何とかその甲斐あって、
音楽監督のウィリアム・クリスティ氏やポール・アグニュー氏からは、
「良かった!良い演奏だった!」と言って頂けました。
しかしさすがに、終わった後は疲労困憊の余り、
帰り道では足元がフラフラするくらいで、
数日後に自分のリサイタルがあるだなんて、とても信じられない心境でした。
そしてリサイタルの前日に、使用する楽器が会場に搬入されました。
これ以上疲れがたまらないように
数時間弾くだけにしておこうと思っていたのですが…。
こんな時に限って、弾き出していくと、どうも鍵盤のタッチが気になり…
やはり妥協できず、
ヴォイシング・ナイフを片手にプレクトラム
(弦をはじく爪の部分)を削っていく調整作業を、
延々と夜中まで励むはめになりました。
しかしながらやっぱりリサイタルとなると、
どこからともなくエネルギーが湧いてくるものですね。
当日は、補助席も出るほどの満員のお客様に囲まれ、
終わった後は総立ちにもなって下さり、
とても気持ちのいいリサイタルとなりました。
(公演の数週間前に
日系紙から取材を受けました。
記事はこちらで
ご覧頂けます。)
また先ほど、リサイタルの模様の ビデオを
YouTube 【濱田あや チャンネル】にアップロードいたしました。
日本でのリサイタルに
お越し下さってる皆様にも、聴いていただいた曲です。
機会がございましたら、ご覧いただけますと幸いです。
先週末は17~18世紀のイギリス音楽のコンサートもあり、 今はやっとゆっくり落ち着いて、 新たな曲の練習に取り組んでおります。
皆さまもどうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。
ニューヨークより 濱田あや