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「レザール・フロリサン」オーディション伴奏&リサイタル【濱田あや マンスリー・ニュースレター Vol.49】


皆さま 

ゴールデンウィーク

いかがお過ごしでしょうか?

未だニューヨークは

暖房が入っているくらいの肌寒さなのですが、

私は2週間前にこちらでリサイタルがあり、

無事に終えることが出来ました。

その週の前半は、フランスの

バロック・オペラ・カンパニー 「レザール・フロリサン」の仕事があり、

日程は数か月前には

決まっていたのですが、

楽譜が手元に送られてきたのは

3日前!曲は40曲!

私は2日間ほぼ徹夜で

ひたすらに譜読み+練習をし、

何とかその甲斐あって、

音楽監督のウィリアム・クリスティ氏やポール・アグニュー氏からは、

「良かった!良い演奏だった!」と言って頂けました。

しかしさすがに、終わった後は疲労困憊の余り、

帰り道では足元がフラフラするくらいで、

数日後に自分のリサイタルがあるだなんて、とても信じられない心境でした。

そしてリサイタルの前日に、使用する楽器が会場に搬入されました。

これ以上疲れがたまらないように

数時間弾くだけにしておこうと思っていたのですが…。

こんな時に限って、弾き出していくと、どうも鍵盤のタッチが気になり…

やはり妥協できず、

ヴォイシング・ナイフを片手にプレクトラム

(弦をはじく爪の部分)を削っていく調整作業を、

延々と夜中まで励むはめになりました。

しかしながらやっぱりリサイタルとなると、

どこからともなくエネルギーが湧いてくるものですね。

当日は、補助席も出るほどの満員のお客様に囲まれ、

終わった後は総立ちにもなって下さり、

とても気持ちのいいリサイタルとなりました。

(公演の数週間前に

日系紙から取材を受けました。

記事はこちら

ご覧頂けます。)

また先ほど、リサイタルの模様の ビデオを

YouTube 【濱田あや チャンネル】にアップロードいたしました。

日本でのリサイタルに

お越し下さってる皆様にも、聴いていただいた曲です。

機会がございましたら、ご覧いただけますと幸いです。

先週末は17~18世紀のイギリス音楽のコンサートもあり、 今はやっとゆっくり落ち着いて、 新たな曲の練習に取り組んでおります。

皆さまもどうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。

ニューヨークより 濱田あや

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