みなさま
いかがお過ごしでしょうか。
ニューヨークのセントラルパークも
新緑がまぶしい季節となりました。
さて、数か月前の話になりますが、
新しいチェンバロがニューヨークの
アパートにやって来ました!
この度購入したのは、
キース・ヒル製作の
「ジャーマン・モデル」(2段鍵盤)
です。
楽器があると、
とにかくメインテナンスが大変で、
毎朝、調律をするのですが、
このチェンバロは、あまり調律も狂うことがない、なかなかのお利口さんです。
清々しい響きがするチェンバロで、キース・ヒル製作の楽器とあって、
近郊の製作家の方も、「勉強になるから見せて!」と見に来られたりするのですが、
ジュリアードにあるチェンバロを弾いていても、今や物足りなく感じるほど、
秀逸な楽器で、かなりのお気に入りです。
とはいえ、いくら楽器が素晴らしくても、
その良さを存分に引き出すのは、奏者の腕にかかっているので、
毎日、楽しみながらも、新しい相棒と対話中(!?)です。
↓恩師ケネス・ワイス氏も弾きにいらして下さいました。
厳しい冬に見舞われるニューヨークでは、湿度管理にも頭が痛く、
冬場は窓も開けずに、加湿器を3台、フル稼働させているのですが、
この冬も無事に乗り切ることができて、ほっと一安心です。
今は、徐々に、各地での来シーズンの公演予定が、
リリースされる時期でもあります。
私にとって来シーズンの”ハイライト”は、「Music Before 1800」という、
ニューヨークで最古の歴史を持つ、古楽コンサートシリーズでの演奏会で、
最近ようやく、来シーズンのラインアップが公式発表されました。
しかも曲目は、愛してやまないラモーの「コンセールによるクラヴサン曲集」という
願ってもやまない組み合わせです!
アメリカの他の都市にいる友人や、ヨーロッパの友人・師匠も、
「ワンダフル!」「ビッグ・ニュース!」「観に行きたい!」と言っていてくれて、
憧れのコンサート・シリーズからの招聘に、既に心躍っております…!
季節の変わり目、どうぞお身体お大事にお過ごしください。
ニューヨークより
濱田あや