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2021年 明けましておめでとうございます【マンスリー・ニュースレター Vol.109】

みなさま 明けましておめでとうございます。



新型コロナウイルスの影響で1年前とは状況が一変したお正月を迎えました。

例年なら、大晦日にはタイムズスクエアで派手にイベントが繰り広げられ、

セントラルパークでも花火が上がるのですが、

今年のニューヨークは静かな幕開けです。


昨年を振り返ると、

春にはニューヨークが感染震源地となり、

毎日生きた心地がしなかったのですが、その最中に

また、演奏会が次々とキャンセルになる中、奇跡的にCDレコーディングを敢行できたりと

周りの方々の支えのお陰で、何とか乗り切ることができました。


今年もニューヨーク、パリ、スイスなどでリサイタルが予定されています。

事態が収束する方向に向かい、皆さまの健康が守られ、

演奏活動も滞りなくできるといいのですが・・・


12月には日本でもコンサートがありますので、

お近くのみなさまはお楽しみにお待ちいただけると嬉しいです💝



 

去年のクリスマスの前には、スイスでお世話になったカメラマンさんから

素敵なホリデイカードを頂きました👇



 

そして今は、CDブックレット用の原稿の執筆にてんてこ舞いです✒


ブックレットは、フランス語と英語のバイリンガル仕様になります。

日本では、キングインターナショナル社が輸入・販売を担当して、

日本国内盤には、日本語解説と日本語帯が付けられる予定です。


ということで、3言語で原稿を用意しています。



まず、スイスの博物館から

レコーディングで使用したルッカース・チェンバロに関する資料を頂いたので、

その原稿を英語と日本語に訳します。

内容に沿った単語や言い回しを思い浮かべるのに苦心したり、

間違った意味に解釈していないか、様々な資料を見比べて進めるので、

かなり時間がかかりました。


仕上げに、英語が得意なフランス人の友人にチェックしてもらったのですが、

「へぇー!マリー・アントワネットが所有していた楽器なの😲」と

喜んで資料を読解してくれて、有り難く助かりました。

時折、

「え!このフランス語の単語おかしいんじゃない?

スイスのフランス語ではこういうんだっけ・・・??」と考え込んでいましたが、

私にはさすがに、

標準フランス語とスイス・フランス語の違いは分かりません・・・





引き続いて、

曲目解説に取り組んでいます。








コロナ禍でリサーチ・ライブラリー(研究者用の図書館)が閉まっているので、

資料集めが大変ですが、

その分、家から、様々な学術論文を読むサイトにアクセスできたり、

各国のリサーチ図書館の蔵書を閲覧できるようになったので、

フル活用しながら原稿を書いている真っ最中です。


日本語より英語で原稿を書く方が、順序立てて書きやすいので、

こちらは英語で書いてから、日本語に訳す予定です。



私は、チェンバロは何時間練習しても肩こりになったりしないのですが、

年末年始も連日、練習の後に、ずっとコンピューターの前に座り続けた結果、

今は肩や腰がパンパンです・・・

締め切りまで何とか頑張ります💪





今年一年が穏やかな年でありますように

皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。



ニューヨークより

濱田あや



















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