先日5月23日、オンライン・リサイタルも無事に終了致しました。
遠く日本からアクセスしていただいた皆様
どうもありがとうございました。
Q&Aではアメリカ、日本、ドイツ、フランスなど各国からのみなさんと
お目にかかれとても嬉しかったです。
『かぶりつきで見られて、私一人のために演奏されているかのような贅沢!』
『感動して何回も繰り返し見ています!』など
多くの方から感想を寄せていただきありがとうございました。
7月15日まで視聴できますので、どうぞお楽しみください♪
(今でも視聴チケットは購入可能です☞こちら)
追記:日本語でチケット購入方法のご案内を別のブログ記事に載せました ☞こちら
翌日にはコンサートのレビューも、
「ニューヨーク・クラシカル・レビュー」に載りました。
(コンサート当日は、スタッフさんの他、批評家や私の友人数名が会場で聴いていました。)
『彼女の演奏は、全てにおいてテクニックが完璧で、音の美しさを最大限に紡ぎ出している』
『チェンバロの技巧と表現力の美しさは実に見事』
『素晴らしい演奏に加えて、とても独創的なプログラム構成』
など長いレビューを書いていただき
主催者の方も「ワンダフル!!」と、
とても喜んでおられ、
ホッと一息です。
と、ここまでは快調だったのですが、翌日思わぬ悲劇が・・・😭
チェンバリストは、毎日自分で楽器を調律するだけではなく、
気温や湿度で楽器の状態が変わりやすいので、簡単な調整は自分で行います。
鍵盤のタッチを微調整するために、
弦をはじく爪を削り整える「ヴォイシング」という作業もその一つで、
鍵盤の重さが揃っていないと満足のいく表現ができないので、
かなり緻密に調整をします。
コンサート直前のリハーサルでも、会場の楽器を弾いてみて、気に入らない箇所は
自分でナイフ(X-ACTO精密ナイフ)片手にヴォイシングを繰り返します。
なので、私にとってはかなり慣れた作業です。
そしてオンライン・リサイタルが放映された翌日(5/24)、
「大きなリサイタルも終わったし、
新しい曲を練習しながら、時間を掛けて丹念にヴォイシングをしよう」と
自分のチェンバロのヴォイシングを行っていたら、
何かの拍子で手が滑り、気がつけば血が滝のように流れ・・・
ヴォイシング・ナイフで左手の薬指をザクっと切ってしまいました😭
血はやっと30分くらいで止まり、どうしたものかと茫然としていたのですが
「一刻も早くお医者さんへ!今すぐー!!!」と友人に言われ、
とりあえずお財布と保険カードをつかんで、救急センターに飛び込みました。
「わぁーすごい鋭利な刃物でやっちゃったねぇ・・・」と言われながらも
すぐに治療もしてもらえて、靱帯や筋肉、骨にもダメージはないだろうということで
ちょっとだけ安心しましたが、結局6針縫いました・・・
(怖い写真をお見せしてすみません・・・)
とりあえずいくつか仕事をキャンセルして、
いつからまた以前の様に弾けるようになるのかは不明ですが、
めげないように前向きに、ぼちぼちと9本指で練習をしています・・・
(全然曲らしく聞こえませんが😆)。
何をするのにも3倍くらい時間がかかりますが、だいぶ不自由な生活にも慣れてきました。
そして、チェンバロ奏者の友人の中には、やはりこういう怪我を経験してる人も多いので、
みんなの回復話を聞いて、励みにしています☺
ともあれ、余りにアップダウンの激しい1週間になりました。
みなさまもどうぞくれぐれもご自愛くださいませ。
ニューヨークより
濱田あや
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