暑い夏 いかがお過ごしでしょうか。
スイス・ヌーシャテル美術・歴史博物館でのリサイタルが
先週、無事に終了いたしました。
到着した頃は、数週間続いた長雨が、ベルギーやドイツで甚大な被害をもたらしており、
スイスでも湖が氾濫寸前、危険水域にまで達していました。
(私が着いた日から雨も上がり、晴天が続きました☀)
前回(去年の11月)訪れたときは、コロナ感染第2波の真っ只中。
生活必需品以外のお店や飲食店は全て閉まっており、寂しい限りでしたが、
今回はガラッと雰囲気が一転していました。
屋外でのマスク着用率はほぼ0%。
湖畔は夏を楽しむ人々で溢れています。
私はといえば、地味に、コンサート前の3日間は
終日博物館で練習をさせていただきました。
前回と違い、博物館もオープンしているので、
訪問者が入れ替わり立ち替わりチェンバロの部屋を訪れます。
「隣の展示室にいたら
音楽が聞こえてきたから、
CDがかかってるのかと思ったら、
わぁ!生演奏でびっくり!」などと
声をかけられながらも、
3日間、歴史的名器のルッカース・チェンバロを
じっくり練習する機会があり
とても有り難かったです。
さて、コンサートの模様です♪
観客の方は、マスク着用+ソーシャル・ディスタンスを順守しての開催です。
思い出のたくさん詰まった、17世紀製ルッカース・チェンバロでのコンサート。
録音の時の懐かしい日々が蘇り、
久しぶりに観客のみなさんの前で弾く機会でもあり、
感無量です。
隣国から親友が駆けつけてくれ、
またレコーディングの時にお世話になった、
カメラマンさん、ヘアメイクさん、宿泊先のオーナーさんも来て下さり、
温かい支えを感じて
みなさんと同じ空間を共有し、一体感をひしひしと感じながら演奏できました。
そして、フランス語でのトークも無事に終わり、ホッと☺
終演後は、
「聴いていると自然と涙がこぼれてきて、『私なんでこんなに泣いているんだろう?』
と初めて味わったような感動でした」
「胸をぎゅっとわしづかみにされたような衝撃」など
感想をいただき、本当に嬉しかったです。
主催者のかたも
「本当にすごく素敵なコンサート!また是非来てください!」
と喜んでくださって良かったです♪
そして、コンサートの後は、しばしのリラックス・タイム。
マッターホルンを眺めながらハイキングを満喫しています🗻
そのツェルマット滞在の様子や、
温泉リゾート地 バート ・ラガッツの模様は
また次回お伝えさせていただきますね。
暑い中くれぐれもお身体お大切にお過ごしください。
スイスより
濱田あや
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